【1】アプリをどんな形式で使いたいかを決める

《目次》

【1】アプリをどんな形式で使いたいかを決める

まず初めに、作ったアプリをどのような形式で使いたいのかを明確にします。

世界中の誰でもアクセスできるように「App Storeに公開」するためには毎年99米ドルほどの登録料(≒1万円2000円くらい/年)審査が通るまで根気強く修正を繰り返していく時間が必要です。

しかし、自分や身近な人のiPhone/iPadで使うだけであれば、条件によってはそれらの負担を省くことができるかもしれません。余分な出費を省くため、誰が、どのくらいの期間使うのか、を最初に明確にしておきましょう。

 自分だけ使えれば良い場合(7日間限定)

他の人に配布する予定がなければ、自分のスマホに入れて使うだけなら無料でできます

ただしインストールしたアプリは7日で使えなくなってしまうので、その度にインストールし直すのが面倒な場合、また、もっと長い期間継続して使いたい場合は「自分と身近な人だけ使えれば良い場合」「誰でも使えるようにしたい場合」のどちらかの形式でリリース作業を進めていきましょう。(※登録料必須)

無料で自分専用のアプリをスマホに入れる流れは以下の通りです。

※この場合は証明書の作成は不要です。

Xcodeの実機テストで(有線で)自分のiPhone/iPadにアプリを入れる

【2】初めに用意するもの(Apple Developer Programへの登録不要)

【4】ティラノビルダーで作ったゲームをティラノプレイヤースタンドアロン版に配置する

【5】Xcodeでの編集作業
  1)アプリ名設定
  2)アイコン設定
  3)起動画面設定(デザイン編)
  4)起動画面設定(表示時間編)
  5)エラー修正

【6】Xcode内での動作確認(実機へのインストール)

ここまでで、自分のスマホやタブレットに他のアプリ同様に自作アプリが表示された状態になります。

(アプリは7日経つと開けなくなります。)

〈良い点〉
 ◎ Apple Developer Programへの登録無しでも無料で自作アプリが使える
 審査が無いので短時間でできる

〈悪い点〉 
  ×  7日経つと使えなくなる ➡︎ その後も使う場合は、都度7日ごとにインストールが必要
  × その際にゲームのプレイデータが存続するかは未確認 
  × インストールする際に実機(iPhone)をPCに有線で繋げる必要がある

 自分と身近な人だけ使えれば良い場合(100人まで、90日間限定)

Apple IDを知っている身近な人だけに配布するのであれば、App審査に提出しなくても使えます

App審査には1回の提出で結果が返ってくるまでに速くても1-2日はかかります。(1週間以上かかることもあるみたいです。)特に超初心者の私は審査に通るまで何回も却下(reject)されて再提出して…を繰り返していたので、初回の提出からApp Storeでの公開までに1ヶ月ほどかかってしまいました。  

App Storeで不特定多数の人に公開する必要が無いのであれば、そんな審査への提出の手間と時間を省いてテスト版のまま使うのもおすすめです。アプリの機能自体はApp Storeに公開してもしなくても変わりません。

以下の流れで「Test Flight」というアプリを使ってテスト版アプリを配布できます。

Test FlightではApple IDを使用して100人まで内部テスターとして登録でき、登録するとアプリをインストールできるようになります。※ただし、1つのバージョンにつき90日で使えなくなってしまうので要注意

Test Flight の内部テスターとして使いたい人を招待する(利用者のApple ID必須)

【2】初めに用意するもの(Apple Developer Programへの登録必須)

【3】証明書の作成

【4】ティラノビルダーで作ったゲームをティラノプレイヤースタンドアロン版に配置する

【5】Xcodeでの編集作業
  1)アプリ名設定
  2)アイコン設定
  3)起動画面設定(デザイン編)
  4)起動画面設定(表示時間編)
  5)エラー修正

【6】Xcode内での動作確認(実機・シュミレーター)

【8】Xcodeで作ったゲームをApp Store Connect にアップロード

【9】Test Flightでアプリの動作確認(内部テスターへの限定公開)

ここまでで、内部テスターとして登録された人は誰でもアプリを使えるようになります。

(アプリは90日経つと開けなくなります。)

〈良い点〉
  審査が無いので短時間でできる
  100人までアプリを配布することができる。
  メール送信で配れるので有線でつなげる必要なし。

〈悪い点〉 
  × Apple Developer Programへの登録は必須 (登録料 1万2000円くらい/年)
  × 90日経つと使えなくなる ➡︎ その後も使いたい場合は、都度90日ごとにインストールが必要
  × その際にゲームのプレイデータが存続するかは未確認 
  × Apple IDを知らない人にはアプリを配ることができない。
  × 100人を超えた人数には配布できない

 誰でも使えるようにしたい場合(人数・期間制限なし※)

 ※Apple Developer Program への登録が失効したり、App Storeでアプリが削除されない限り

かかる手間やお金のことを加味してもなお

やっぱり「誰でも検索してインストールできるようにしたい!」「できるだけ多くの人にダウンロードして貰いたい!」「長い期間使い続けたい!」「アプリで収入をゲットしたい!」

という方は、App Storeで公開にチャレンジしてみましょう!

超初心者の私でもGoogle検索を駆使して何とか公開できたので、多分何とかなります。

このブログも多少なりともお役に立てれば幸いです。

App Storeで公開する 

【2】初めに用意するもの(Apple Developer Programへの登録必須)

【3】証明書の作成

【4】ティラノビルダーで作ったゲームをティラノプレイヤースタンドアロン版に配置する

【5】Xcodeでの編集作業
  1)アプリ名設定
  2)アイコン設定
  3)起動画面設定(デザイン編)
  4)起動画面設定(表示時間編)
  5)エラー修正

【6】Xcode内での動作確認(実機・シュミレーター)

【7】App Store Connect での必要事項の入力
  1)スクリーンショット
  2)プライバシーポリシー
  3)問い合わせ先情報
  4)アプリの基本情報
  5)公開設定

【8】Xcodeで作ったゲームをApp Store Connect にアップロード

【9】Test Flightでアプリの動作確認

【10】App審査への提出

【11】リリース完了

〈良い点〉
  App Storeで検索すれば誰でもインストールできるようになる
  公開し続けている限り期間の制限なし
 ◎ 広告や課金の設定をすれば収入源にもなる

〈悪い点〉 
  × Apple Developer Programへの登録は必須 (登録料 1万2000円くらい/年)
  × App審査への提出の準備が大変&時間がかかる(初心者だから?)

おわりに

作りたいアプリの公開形式が決まったら、それぞれに必要な準備を進めていきましょう。

各項目の作業についての記事ができ次第リンクを貼っていきます。

本業が忙しく更新お待たせすることもあるかと思いますが、温かい目で見守って頂ければ幸いです。

次の記事➡︎

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